向田邦子の真似をして作ってみた、即席のらっきょう漬け。 赤ワインとともに。今日の家呑みです。
向田邦子のエッセイを読んでいて、出て来た即席のらっきょう漬け。
(メインは、手前の小皿です)
うちは母も祖母も手作りをする家だったので、
奈良漬けも梅干しもらっきょうも、毎年漬けていました。
私もそういう人生を歩むのだろうと思っていたのですが
家から離れては、ずっとアパート住まいで、
台所はたいして広くないし、流しも大きくないし、
何より漬けても家族もいないしで、
大がかりな漬け物生活とは無縁でした。
だけど漬け物は恋しくもあり。
エッセイを読んでいたら、ものすごくカンタンな作り方が書いてあって、
即刻、作ってみたくなりました。
これ、「都市生活者向けのらっきょう漬け」だと思います。
らっきょうの皮をむいて、お醤油をふりかけるだけ。
それを、ふたつきの小さな瓶に保存します。
翌日から食べられます。
今回はちょっとアレンジして、お醤油とお酢を1対1で加熱して、
らっきょうの上から注いでみました。
こちらも、なかなかいい感じだと思います。
スーパーに沖縄の島らっきょうが置いてありました。
ちょうどよい分量だったので漬けるつもりで買ったのですが、
エシャロットみたいにそのまま食べてもおいしいので、
何となく少しずつ食べて、
ほんの少し残ったのを
即席漬けしてみました。
何と言うか、大人な味です。
これを向田邦子はひとりで、あるいは恋人と一緒に、家で食べていたのだろうか?
都会の味のするらっきょう漬けです。
これを食べるひとりの時間は、思っていたより意外と悪くありませんでした。
【分量】
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・島らっきょう 14、5個
・お醤油 大さじ1
・お酢 大さじ1
【作り方】
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1)お醤油とお酢を小鍋に入れて熱し、皮をむいたらっきょうの上に、
ふりかけます。
さめたら適当な大きさの保存瓶に入れて、保存します。
冷蔵庫に保存するのがベターだと思います。
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