乾物のおかず:ガラムマサラの切干し大根。
ガラムマサラで味付けした、切干しの炒め煮です。
たぶん私は、玄米・菜食に出会ってなかったら、切干しにわざわざカレー味をつけて
料理するなんて事はしなかったと思います。
長い間のひきこもりの末、悪化したうつを治すためにヨーガ道場で
療養させてもらって、そこで玄米・菜食を知り、
食事を変えて、うつだけでなく、
体調もぐんぐんよくなって、
「これは、すごい!」と、
以後、その食事を続ける人生になりました。
100%ベジタリアンではありませんが、日々の食生活はほぼ自炊のほぼベジです。
その道場で、たまたま食事係になって、それまでお肉もお魚も大好きだった自分が、
欲望を禁じられ、だったら植物性の素材だけでいかにおいしく料理を作るか。
それを考える事が生き甲斐となり、いつしかレシピ開発が趣味となりました。
スパイスやハーブを使うと、野菜は、思わぬ深い味わいが引き出されます。
今回の、ガラムマサラ風味の切干し大根は、
昔からあるインドの郷土料理のような味わい。
純然たる和の食材ですが、違和感ありません。
そして切干しの甘さが、ガラムマサラによってぐっと引き立っています。
乾物のおかずは、玄米とやはりよく合うもので、
「玄米の塩こんぶセロリチャーハン」を添えました。
お昼ごはんです。
このチャーハンも、
セロリを3、4ミリに切って、玄米といっしょに炒めるだけ。
作り方もカンタンで、味付けは塩のみです。
だけど、美味。
ちなみに玄米は粒がしっかりしているので、炒めるとぱらぱらになりやすく、
チャーハンにはもってこいです。
しかも粒がおいしい。
もう、失敗しようがないです。
そして、左奥にあるのは即席のお吸い物。
お椀にとろろ昆布と、梅干しと、塩をぱらぱら振りかけて、お醤油を少々、加えて、
沸騰したお湯を注ぎます。
健康的な食事も、カンタンに作れます。
さて。切干し大根は、もともとだしに用いられるくらいなので、
炒めて煮る際に、だしは必要ありません。
お水でオッケーです。
注意点は、切干しを水にひたさない事です。
栄養素が逃げてしまいますので、さっと洗ったらざるに上げます。
では、切干しはどうやって柔らかく煮るのかといったら、
厚手の鍋かフライパンで、切干しを焦がさないよう、弱火で炒めます。
そこにタマネギを加え、ガラムマサラとお水も加えて、ふたをして煮ます。
時々、味見をして、
固いようだったら水を加えて、柔らかくなるまで煮る。
これ、です。
そして、切干しがある程度、柔らかくなったら、水気を飛ばして、人参を加えて炒め、
塩で味を整えます。
隠し味にお醤油をほんの少々。
最後に、ピーマンを加え、さっと熱が入ったら、火を止めます。
【1人分】作りやすい分量。
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・切干し大根 15g
・タマネギ 大4分の1個
・人参 中3、4センチ
・ピーマン 2分の1個
・ガラムマサラ 小さじ2分の1~
・塩 少々
・お醤油 少々
・油(オリーブオイルを使用) 適宜
【作り方】
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1)切干し大根はさっと洗ってざるに上げておきます。
タマネギ、人参、ピーマンは千切りです。
鍋を加熱して油を敷いて、弱火で切干しを炒めます。焦がさないように気をつけて、タマネギを加えて炒め、ガラムマサラをふり、水を加えて、しばらく煮ます。
ある程度柔らかくなったら、しっかり水気を飛ばして人参を加えて炒め、塩で調味。ほんの少し隠し味でお醤油を加えます。
ピーマンを加えて、さっと熱が入ったら、火を止めて出来上がりです。
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